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女サラリーマン、旅にお酒ときどきお金

東京ステーションギャラリー「幻の画家 不染鉄」

自分にとって久しぶりのヒット企画展

一時期、こちらのギャラリーの年間パスポートを持っていたのですが、展示に当たり外れ(自分にとって)があるので、当たりだけ見に行けばいいかな... と足が遠のいてました。

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が、久しぶりに当たった(かも)。JR東日本株主優待が使えることを知り、半額¥450。半額って...

www.ejrcf.or.jp

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不染鉄」初めて耳にしたお名前ですが、こう言う雰囲気の写真、撮りたいです。没後40年ということで、自分からすれば手が届く?時代の人物でした。

終の住処は奈良県と聞き、妙に納得。

週末の日中、ほどほどに人はいましたが、邪魔?(失礼!)にならないレベルの混雑なので、見ていてストレスになりません。実質3階と2階だけの展示なので、食傷になることなく楽しめるかと。

今回は絵画の他にも作品があったけど、個人的には水墨画系が一番響きました。それと、絵葉書かな。基本的に、重い物より軽い物が好き。

会場で拾ってきた説明

展覧会構成にしたがって。

第1章 郷愁の家

若い時代の作品らしいですが、お家可愛い。

色づく木々を前景に大きく配して秋の深まりを表現

私も秋になったら、意識してみたい。

第2章 憧憬の山水

絵と文字が一体化した、掛け軸状の作品が多かったです。長野を旅したようで、非常に信州な雰囲気。

点在する温泉を積み上げるようにして縦長の画面に収め、傍に日記のような文章を書き添えたもの。

第3章 聖なる塔・富士

絵画ならでは、現実と非現実をハイブリッドで描かれてます。

俯瞰と接近の相まった独特な視点で表現

富士山はやっぱり絵になります。

第4章 孤高の海

もはや老境の域です。

水墨で色調を抑え一種の寂寥感と緊張感が空間を占めている。

第5章 回想の風景

拾ってくるの、忘れました..。

ご本人の年表や写真もありました。奈良県と聞いて、数学者の岡潔を彷彿させます。やっぱり古の奈良に住んで、ある種の悟りを開くまで極めると、このような豊穣な世界が現れてくるのかもです。

ちなみに、前回当たった企画展はこちら。これも良かったです。

yfroot.hatenablog.com

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