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女サラリーマン、旅にお酒ときどきお金

神奈川県立近代美術館 葉山「アレック・ソス」へ

マグナム・フォトの正会員でもある Alec Soth の写真展。

意外と混雑していた企画展

マグナム・フォトはキャパやカルティエブレッソンらが結成した写真家のグループで、最近活動しているマグナムの写真家のことを詳しくは存じてないが、アレック・ソスだけは、ばかの一つ覚えで知っている。

www.moma.pref.kanagawa.jp

2022.6.25〜10.10

またギリギリ駆け込み。

愛車で出かけ、路線バスより早く、観光バスより遅く着いた。

後者は写真展が目的の人が少ないのか次なる行程に追われているのか、人々はレストランやショップへ向かい、前者は展示会場へ向かう人が多いので、その流れの合間を縫うように、上映会の整理券を入手してレストランで食事を済ませた。

ちょうど4時間弱滞在。

  • 10~11時:鑑賞
  • 11~12時:昼食と上映会の整理券入手と鑑賞
  • 12~13時:買い物と散歩
  • 13~14時:上映会

駐車券は2時間無料で2時間は自腹っす。場所柄、夏は海水浴客で駐車場埋まるのではでは?と。

Gathered Leaves

タイトルは詩人であるホイットマン(1819〜1892)の作品「草の葉」からの引用とのことだが、米国人にとってのホイットマンは、日本人にとっての松尾芭蕉とか正岡子規みたいな感じなのかなと。

これまで5つのプロジェクトということで、5冊の写真集を出版しているようだが、見たこともある有名な作品を大きなプリントで観ることができた。

  • Sleeping by the Mississippi
  • NIAGARA
  • Broken Manual
  • Songbook
  • A Pound of Pictures

会場内は撮影フリーとは言え、パシャパシャ撮るより、じっくり見ること優先とは思いつつ、何枚か気に入った作品を撮影してしまう。

Sleeping by the Mississippi

Peter's houseboat(左)/Charles(右)

Broken Manual

ユニクロTシャツになった作品の拡大

A Pound of Pictures

Tim and Vanessa's

参考上映『Somewhere to Disappear』(2010)

こちらも観てきた。 事前に整理券が配布され、その順番で入場となるので、確実に良い席で見たい人は予め入手しておくこと推奨。

[作品情報]
映画『Somewhere to Disappear』
2010年 57分
監督:ロール・フラマリオン、アルノーウィッテンホーヴ
製作:マス・フィルムズ
所蔵・協力:マス・フィルムズ
日本語字幕:井上邦香

このフィルムは、ソスの創作活動を撮影したものだけど、

  • コンセプトを決め
  • キーワードを書き出して呼応する風景を探し
  • 被写体を探し
  • 被写体との対話を重ね
  • 写真を撮って編集

自分の活動に確かな手応えを感じているという発言は、今後の彼の活躍ぶりを期待できるなという予感しかない。

レストランとショップで

本当は海辺でワイン飲みつつ贅沢なランチをしたいところだが、車の運転あるし、シェフがいないとかで(この日に限って)コースメニューなし。

シーフードカレー(冷たいスープ付)(2300円)

9/27に図録完売のお知らせ出ていたが、図録よりソスを感じられるこちらの1冊を買ってきた。

Gathered Leaves Annotated <br> Alec Sothmackbooks.co.uk

45GBP * 165JPY/GBP = 7425JPY

Gathered Leaves

と計算すれば、9900円は割高だけど、そういうことを考えるのは辞めよう。 日本語のソス直筆のフライアーも付いていたのだから。

表紙カバーのマップ(左)/序文(右)

夜な夜なページを繰っているけど、20年後にノーベル文学賞とか受賞しそうだなと。

美術館外をお散歩

他にも日本人作家による、(私が)気になるお宝を所蔵しているようだから再訪したい。今期はALLソスのため、会場全体がソスとなってしまった。

しかし、さほど大きい美術館ではないので、再訪時には他の予定と組み合わせたいところだが、この辺はいつも(特に夏は)混雑してそうかな。公共交通機関を利用する方が環境には優しいのかもだけど、バスの本数が多い訳でもないので、行動は限定さてれしまいそうだ。

美術館の周辺

イサム・ノグチの作品

こけしをモチーフにしたイサム・ノグチの作品を撮って、駐車場の時間も迫ってきたので慌ただしく退散。充実した美術館訪問だったです。

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