「ささやかな幸せ」とは、食う寝る風呂!ということで、それに少し贅沢を追加して温泉宿へ。
もう1か月前のことになりますが、出かけたのは10月本当なら三連休のころ。
まずは予習
今回のメインイベント(違う、本当はこれではないけど)「凌雲閣」へ。
こちらは「秘湯の宿」の1件でした。
かねがね「秘湯の宿」に宿泊してみたいと思っていた!しかも、今回は国登録有形文化財のお宿。もちろん、時節柄(多分に漏れず)GoToトラベルを利用して贅沢してみたいなと。
むかしの人の贅沢、現在の建築はもう人間の肌感覚を超えていると思う。
本館の木造三階建の建物は、昭和十三年の建築です。当時の亭主が群馬・渋川から宮大工を呼び寄せ、一人一室ずつ担当して腕と意匠を競わせました。 傘を張ったような天井や、可愛らしい飾り窓…。十六室あるお部屋はそれぞれが趣向を凝らした造りで、宮大工の創意工夫で遊び心あふれるお部屋となっております。
だけど、秘湯って重要なのはお宿より、お湯よねと。
と「日本三大薬湯」らしい。そうですかぁ!と期待が高まった。
いざ到着!
昭和13年建築の一部に、小ぶりながらエレベーターが設置されていた!
最上階は3階とは言え、スーツケースも重くなっているし... でも自分は基本ミシミシ言わせながら階段で昇り降りしていた。一応、2階より3階の方が数千円お値段がよかった。
歩くと階段はミシミシ鳴る、夜中トイレへ行ったらフロア全てに響き渡る。
出立前の記念に室内から。もっとゴロゴロ、ゆっくりしていたかったけど。
お風呂の画像はないけど、ぬるくなく楽しめる湯だった。そして、予告通りしょっぱかった。
露天風呂はなかったが、家族湯というよりプライベート湯が空いていたので、誰にも邪魔されずのんびりさせてもらったYO
お食事
新潟のお酒をば。
- たかの井
- 松乃井生原酒
- 越の景虎名水仕込純米
- 前菜 五点盛り
- 先付 小鉢三品(茄子のお浸し、ブナハリタケとナメコのキンピラ、バイ貝煮物)
- お造り 岩魚、カツオ、甘海老
- 焼き物 メダイ柚庵焼き
- 口代わり ズイキ酢の物
- 蒸し物 ナラタケのきのこ豆腐
- 台の物 妻有ポークの豚しゃぶ
- 煮物 けんちん
- 冷鉢 冬瓜のカニあんかけ
- 酢の物 くらげ酢
- お食事 松之山産コシヒカリ、鯉こく
- 甘味 岩の原ワインゼリー
まあ、朝食っす。
お土産。上新粉?の御餅、こし餡なので優雅な雰囲気を狙ってかな。なんちゃって笹の葉なのが残念、自分、ヨモギの香り大好きなのだが。
それにしても、包装もどことなく趣がある。色の組み合わせ優雅な雰囲気があっていい!
過ぎ去りし日々の様子
店内に掲げられている、こういう記念写真、旅館内プチ展示類を眺めるのは好き。
1970年代まで古い建物はあったそうだ。つまり、自分が生まれるころまで、この過ぎ去りし光景は残っていたのだなと。これをつい最近というか、自分も年取ったなと思うかは、やや微妙な心境。
何となく、つげ義春さんの世界を彷彿させる。
それより、実は雪深い時期に来るともっと乙なんだろうな。本当に寒いと思うけど。