新潟県松之山温泉へ!(大棟山美術博物館)
新潟県長岡への用事のついでに、GoToトラベルで温泉ダラダラを計画した。下調べをすると、気になる美術博物館を発見し、なんと企画展の期間中だったのでギリギリ寄り道できた!
企画展「大棟山今昔」旧村山家の歴史
大棟山美術博物館(だいとうざんびじゅつはくぶつかん)って?と十日町観光協会のサイトからの引用を参照にして要約するならば、
平成元年、村山家三十一代の前当主が700年に近い歴史をもつ村山家旧宅と庭を博物館にしたものです。大棟山美術博物館の見所は村山家の歴史、伝統はもちろんの事、前当主の叔父に当る「坂口安吾」の貴重な遺品や、豪農の暮らしを伝える生活調度品、書画、陶芸品等の芸術作品も数多く展示されています。安吾はもともと松之山随一の旧家である村山家に、叔母の貞と姉のセキが二代続けて嫁いでいたという縁で、昭和5年から十三年にかけて頻繁に松之山を訪れていました。
坂口安吾もじっくり読みたい作家である。「桜の森の満開の下」しか読んだことないけど、好きな世界観。
wikipedia でも言及がある。
ふむ、マイナーな作品かな。
姪・村山喜久
1918年(大正7年)2月3日生 - 1938年(昭和13年)6月29日没
五姉・セキの娘。嵐の夜に松之山の自宅の池の前で、20歳で自殺。安吾は、喜久を愛しんでいた。
嵐の夜に... というシチュエーションが気になるけど、むかしはもっと森深い雰囲気があったのかな。
大棟山美術博物館
パンフレットの説明より要約すると... 過去帳によれば西暦1309年の鎌倉時代後半まで遡るそうだが、長い年月の間には幾多の浮き沈みがあり、地滑りなどの自然災害などなど、明治15年の婚姻の宴席に用いた屏風や膳碗類は全て分家より借用で愕然とした... とのことで、「従ってここに陳列してあります数々の殆どは明治以降大棟院が買い求めたものであり」とある。
引き続き、「2代目となると趣味が沈潜化してきていることが解ります。」と書かれていたが、沈潜化という言葉が気になる。
安吾が利用していたお部屋とか。
やや寂れ感のある庭園だけど、館内の写真に写っていた庭は豪勢な感じであった
表門に続並木道
杉並木の山道、古今東西問わずに贅沢なお家へのアプローチは重要。当時はきっと運転手がこの杉並木に入れば「お嬢様、もうじき到着です」とか言うのかな、なんて。
この後は、いよいよ松之山温泉の秘湯「凌雲閣」へ!(続)