山梨ヌーヴォーとは、11月3日を解禁日とした赤ワインのマスカット・ベーリーA種と白ワインの甲州種の新酒のことだそうです。
とにかく、山梨ワインを取り扱うお店などに行けば、日頃あまり目にしないワイナリーなどのワインとか数多くあります。本当の理由はわかりませんが、ラベルやコルク栓の設備などもままならないせいか、まるで調味料や飲料水がはいっているようなアルミ製の栓もあります。
それでも、しばらくは理屈抜きに、マイナーなワイナリーを中心とした新酒をいろいろ試してみようと思ってます。そして、試してみた結果が以下、こちらです。
スズラン酒造工業有限会社
いきなり山梨ヌーヴォーではありませんが、山梨産ぶどう種による新酒を試してます。
山梨産ソーヴィニヨンブラン 2014 ¥1,500
山梨産シラー 2014 ¥1,500
山梨産シラーですとか。珍しいので早めに…という店員の方のコメントに従い購入。 長野県が国際流通を意識してかブランド路線を進んでいるように思える反面、山梨のこのローカル志向みたいな雰囲気がある意味渋いです。楽しみで、期待膨らむ。
シラーの味を覚えていないため、何とも言い難い状況でした。それでも、ワインらしい雰囲気を備えていたので、値段と新ワインということを踏まえると及第でしょうか。他方のソーヴィニオンブランも本来の味を覚えていないのですが、非常にジューシーでジュースのようにフルーティー。それでいて、ジュースではないのでワインとしての雰囲気は少し物足りない気もしたのですが、楽しくクピクピいけ(飲め)ました。
笹一酒造株式会社
Muscat Bailey A 2014 ¥1,440
「日本酒作っている蔵元のワインですよ!」と勧められ、味よりもいろいろ飲んでみたいという好奇心より購入してみました。こちらの蔵元、先日滝子山へ向う途中にありました。
新酒のせいか、そもそも日本酒の会社のせいか、私が期待しているワインの奥深さ(重さ)のようなものは乏しい反面、軽い感じは日本酒の代わりの感覚でいけるかな?
麻屋葡萄酒株式会社
甲州2014 ¥1,404
辛口と書かれてましたが、どちらかといえば甘い印象を受ける飲み口でした。だけど、その甘さはフルーツの甘さで若いが故の甘さのようで、喉越し過ぎれば辛口傾向のワインの味。その変貌ぶりが楽しかったです。
盛田甲州ワイナリー株式会社
甲州 2014 ¥1,440
今シーズン最後の山梨ボジョレーです。長野メルローで舌の調節した直後だったので、飲み比べを期待し赤を狙っていたのですが、あいにく完売。試飲をしたこちらを選びました。
私好みの辛口で、あまり新酒を感じさせません。2,000円未満でこの味なので、なかなかオーバー2000に踏み切れずにおります。
ということで、年末になりもう新酒シーズンも遠のいたようです。なので、これからは重いやつ、試してゆきたいと考えてます。