25年ぶりに長野大町方面へ(松崎和紙体験)
やっぱり旅!
今年の春スキーはいよいよ白馬へ。学生時代コーチの実家が栂池にあり、岩岳の大会などでしばしば中央高速に乗ってやってきたものの、社会人になっては初めてかな?25年ぶりか。
長野県信濃大町駅へのアクセス
かつては、車を運転して来たから交通手段の不便さを感じなかったものの、今回旅行会社からもらった提案だと、
という長旅だったから、今回はあずさに乗ることにした。
ダイア改正前の
せこい自分は新宿駅近辺の金券ショップで、あずさの回数券¥5,450/片道を購入したので結構cost savingできた。
長野は広い。松本方面に来るなら、やっぱり頼れるのは「あずさ」である!
信濃大町駅徒歩10分「わちがい」でお昼
微妙な時間に到着となり、今回はお宿からゲレンデまでも遠いので、初日は観光に徹することにした。早速まずは「わちがい」でお昼。
「わちがい」とは、室町時代からこの大町の地に佇む「栗林家」の屋号。
代々この地に大庄屋を務めたこの屋敷は明治時代からの造りをそのまま残し時を刻み続けています。
ということで、寒いながらも(嬉しい)木造建築のお部屋を本物の炭や石油ストーブで暖めてもらいながら「ざざ」を食べる。
「わちがい ざざ」とは、
のどごし、コシの強さ、そして豊かな香りが特徴の、長野県産地粉100%の生細麺です。
蕎麦もいいが、うどん系の麺も美味しいなと。
話を聞けば、この辺はかつて「塩の道」と呼ばれる新潟県糸魚川から松本・塩尻に至る「千国街道」の大町宿だったらしい。なんだか、こういう街道巡りも楽しそうだな、と誰も乗ってこないことを考えてみた。
この日は平日で人通りも少なかったが、夏の山シーズンなどは黒部方面の登山客とかで賑わうのかな。一度夏にも来てみたい。
信州松崎和紙での体験
この近辺では有名な伝統工芸らしく、今回のお宿星野リゾートの「界アルプス」でもインテリアに利用されているとのこと。
www.shinshu-matsusakiwashi.com
説明書きによれば、
(略)一般農家の冬期間の副業として発達しました。(略)帳簿用紙、永代保存用紙として遠く各地で信濃特産品として愛用され、著しく発展しました。しかし時代の変遷とともに(略)今ではわずかな人により守り育てられています。(略)伝統の技法と、独自の特殊処理を施した木の葉を紙にすき込むことで、和紙のもつ味を生かしています。手作りの強さとやわらかさ、自然の温かみを肌で感じる事ができます。
とある。だんだんと、こういう技が廃れてゆくのも寂しい。
ということで、一通り施設や工程を見せてもらった後、2時間弱ほどハガキ判の大きさの枠でいろいろ作らせてもらった。
自分は素材を目にして興奮してしまった。
そして、黙々と没頭。
濡れたまま回収し、早速ホテルの浴槽のガラス戸をお借りして乾燥させた。
自分にとっての渾身の1枚はこれっす。
忙しい旅は辛いが、なかなかの充実感を保ってお宿へ向かったよ。(続く)