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庄野潤三氏「山の上の家」へお邪魔させてもらって

お題「今日の出来事」

トントントンと庄野潤三氏ブームが

偶然な出会いやタイミングが重なってこちらへ。

natsuhasha.com

ここに至る経緯はまあもろもろ、追々触れるものの...

かつて練馬にお住まいだった庄野氏は、荻窪(うちの近所)に住んでいた井伏鱒二氏と親しくされていたそうだ。そんなきっかけもあり、いずれゆっくり庄野氏の作品を読みたいとは思っていたのだが... ここに来て(自分へ)ブーム到来。

いざ「山の上の家」へ

新宿駅から小田急に乗って生田駅へ。意外に近かった。JR中央線の感覚(個人差あり)で言えば、新宿発で国分寺駅(自分の地元)くらいだろうか。

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手書きの地図!

ご丁寧な手書きの地図がこちら。プリントしたこの地図を手に、歩いていたのは自分だけでなかった。

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生田駅前の萎びた柿

いざ出発。

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地図に書かれている橋から駅方面へ

すごく、わかりやすい地図。

橋を渡り終えると、ひたすら坂道が続いた。ギアなし、電動なしの自転車ならば立ち漕ぎするほどの勾配だった。ゆっくり歩いて15分弱ほど、長沢浄水場へ出ると展望が開けて、山の上の家々(複数形)が見える!

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山の上の家々(複数形)庄野宅はこのおうちの裏

天候が冴えないにも関わらず、早くも賑わっている。

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庄野潤三

いざお庭へ、お家へ

地図も素晴らしかったが、間取り図も素晴らしい。建築関係のお仕事をされているのだろうか?

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庄野宅の間取り

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お庭の木々

そして書斎の様子。庄野氏の小説を読んでいれば(自分も含め)あ!あのピアノが... みたいな数々。

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作家の仕事場・書斎

台所にはもちろん、かきまぜを作った寿司桶が!

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台所

そして、長女・夏子さんの机

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長女の机(鉛筆削りが写らず...)

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ご案内

お土産には、ドイツのステッドラー社の3B鉛筆と夏子さんよりレモンが!

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山の上からの眺め

さぞ、むかしは広々と見えたのだろうなと。

ひっきりなしにタクシーで乗り付ける来訪者も絶えず。

何も知らずに見れば、ただの眺望かもだけど、庄野氏の小説を読んでここを眺めると、いろいろと感じてしまう。何と言っても、氏の小説の影響力とここを訪れるきっかけをもらえたことによる。

なかなか、できないことだなと。地味に感激している。まだまだ自分の心は感激できるんだなと。感謝。

「麓山(はやま)」で喫茶店ランチ

食べることに周到な自分は、帰りにここでお昼食べようと楽しみにしていた。

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珈琲付きオムレツランチ¥800

メニューはオムレツと焼肉丼のみで、もしまた来る機会があれば次は焼肉丼かな。喫茶店ランチは珈琲が美味しくていい。

だから、土産としてブレンド豆200gを¥750でお買い上げ。

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本日の土産(本にはスタンプ付き)

夏葉社さんの本は、地味な発見と新しい展開がある。

夏葉社さん、しっかり営業(販売)していた。「庄野潤三の本 山の上の家」は持っているので、「親子の時間」を購入した。久しぶりに箱入り本を買ったよ。

山の上の家―庄野潤三の本

山の上の家―庄野潤三の本

親子の時間

親子の時間

夏葉社さんを運営する島田潤一郎氏には何度かお会いし言葉を交わしたこともある。共通の知り合いもいるのだが、当然先方はこちらを覚えていない(知らない)、だけどこちらはとてもよく覚えているという間柄。いい人です。それだけに、手放したくないタイプの本を作り続けるので、自分が所有する夏葉社の本の比率が高まる。悩む...。

ちなみに、長女の方が「今村夏子」さんとのことで、ええ!あの書肆侃侃房「たべるのがおそい」で作品を掲載し、芥川賞候補にも挙がった方!!と驚くと... 芥川賞候補の今村さんは(wikipedia にも掲載)

2013年に結婚し、大阪市内で夫とふたり暮らし。庄野潤三の長女は同姓同名の別人。

なお、夏葉社出版による前回の出会いと展開はこちらっす。よろしければ是非。

www.my47.info

こういう本を出版されると、買わずにはいられないかと...。

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