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GO WEST!!大磯へ「明治記念大磯庭園」ツアーに参加

お題「マイブーム」

自分は東京在住、少しでも西の方面に行ってみたい。

「明治記念大磯庭園」明治150年記念公開

こういう(?)の参加してみたいと思っていた。

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明治記念大磯邸園 明治150年記念公開

移ろう日々のなかで、変わらぬ光景を探し求めていたりする。○○跡とか、惹かれる。

(自分の独断と偏見になるが)要約してしまうと、「神奈川県大磯に存在した明治元勲の別荘跡を一般庶民に公開します。ただし、内覧については予め事前応募が必要です!」みたいなことかな。ということで、自分にしては珍しく、1ヶ月も前に狙って申し込んだ。

明治記念大磯庭園とは

を含むらしい。

国土交通省では、神奈川県や大磯町と連携し、旧伊藤博文邸(滄浪閣(そうろうかく))を中心とする歴史的な建物群や緑地を一体的に保存・活用するため、「明治150年」関連施策として、「明治記念大磯邸園」の整備を進めています(平成29年11月21日閣議決定)。

本年は明治改元から満150年にあたることを記念し、区域の一部を公開します。旧大隈重信邸や旧陸奧宗光邸等の庭園の観覧、邸宅のガイドツアーとともに、明治期の立憲政治や各邸宅の人物にゆかりのある資料の展示を行います。

少し恩義せがましい言い振りかもだけど(要するに)陸奥宗光邸が、「陸奥の次男が古河電気工業となる古河財閥に婿養子→古河電工の保養施設→大隈邸と併せて大磯へ寄付」という遍歴を得て、一般庶民への公開となった感じだった。

その隣に存在した鍋島邸は売却されセレブ向けのマンションとなり、その隣の伊藤博文邸はプリンス系列(西武ですな)の結婚式などの式場会館だったらしいが、リストラにあって廃墟の手前で、今は大磯町の再開発を待っているような状況であった。

さらにその隣は、西園寺公望邸だったらしいが、ここは公開されてない。周囲をウロウロしてみたが、ALSOKと木々に囲まれて邸宅の残り香の雰囲気はあった。

前置きが長くなったけど、早速内覧会の内容をご紹介。

陸奥宗光

自分も含めた観光客がウロウロしているから落ち着かないけど、独占したい良い空間。

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庭園に面したモダンな和室

サンルームのように暖かい。大正ガラスが繊細で美しい(写真ではよくわからぬが)。

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横山大観(本物!?)の掛け軸

朦朧体(技法)ですね。

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電球のカサは銅製とのこと

足尾銅山を所有した古河財閥ゆかりの銅製品という説明だった。

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シャワーを備えたお風呂場

海水浴仕様らしい。自分だったら、夏は毎日海辺に行くよ。

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外観

美しい!と何枚も撮った。日本の木造建築好きだ。

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バラ園

バラで有名な都立「旧古河庭園」、バラが好きな古河家らしい。

大隈重信

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巨木の楠
陸奥家 or 大隈家、どちらの楠かな。荻外荘(近衛家)の楠の方が品があるけど、こちらは力強さを感じた。

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外観、大正ガラス越しに

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大隈重信が入浴した五右衛門風呂

せっかくの「社交家の大隈がよく宴を開いたといわれている”富士の間”」と言われる大広間なのだが、陳列物が並べられていて、少し残念。

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百日紅の床柱

大隈の書斎でもあったとか。

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神代の間

天井が樹齢千年とか言われる、神代杉なんだよ。床の間が広いのは、当時にしては珍しくガスストーブがあったらしい。寝室には蚊帳がつってあった。

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玄関から「富士の間」への通りの間

(手入れの行き届いている)木造建築はホッとする。

伊藤博文邸(滄浪閣)

正直、ここが一番のがっかりだったかも。長らく商用(プリンス系)に利用されていたから仕方ないよね。だけど、その後に業績が悪くなって放置されることに、栄枯盛衰を感じる。

願わくば、できるだけ華あった過日の姿に戻れるとよいね。

明治29年に別荘を小田原から移転(略)関東大震災後に再建された建物のうち、洋館と和館部分が当時の状況をとどめています。別荘地大磯の代表的建物として、町の指定有形文化財となっています。

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洋館&和館の外観

内覧はできず。

朝の10時半集合で、90分のツアーだった。12時に終了し、ランチ難民をしつつも美味しいトンカツを食べることができた。次回は大磯散策などをば紹介。

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