酒田市へ(その2)港都や料亭文化を感じられるとこ
紹介する名所はこちら
前回からの続きで、山形県酒田駅周辺の名所をばご紹介。今回は地元の豪商本間家ゆかりの土地以外から。
- 相馬樓
- 山王くらぶ
- さかた海鮮市場
- 山居倉庫
- 旧鎧屋
あいにく「さかた海鮮市場」の画像はない。地元の方々が、ちょとアウトレットモールへでも来るノリで集まっているような感じがあり、つまりテーマパークで漂う高揚感があった。「食事処 海鮮どんや どびしま」はボリュームあって心惹かれたが、旅に出ると食傷になるので、夕食のためにここでは見送りとした。そして、妙にカップルが多かったけどデートコースの定番なのかしらん?
以下、地理的に追いかけた順番で。
山居倉庫
明治26年(1893)に建てられた米保管倉庫。米の積出港として賑わった酒田の歴史を今に伝え、NHK朝の連続テレビ小説「おしん」のロケ地にもなりました。樹齢150年以上のケヤキ36本が連なるケヤキ並木は、季節とともに見る人を魅了します。
12棟のうちほとんど中には入れないけど、外観だけでもどことなく明治〜大正の賑わいが伝わってきそうな良い雰囲気だった。ロケ地もそうだけど、おしんの奉公先の加賀屋(お加代さまのお家)は米問屋だから、きっと出ると思ってたよ。
むかしは相馬樓
観光食傷もあったので外観だけ。
なお、自分が触発された吉田健一氏の食エッセイによれば、かつで氏はここで飲み食いを満喫したようだ。しかし、一度閉店となり(多分)経営者が変わってリニューアルしたようで。
江戸時代から酒田を代表する料亭であった「相馬屋」を改装し、2000(平成12)年3月に開樓しました。
木造の主屋は、1894(明治27)年の庄内大震災の大火で焼失した直後、残った土蔵を取り囲んで建てられたもので、1996(平成8)年11月、国の登録文化財となっています。
山王くらぶ
わりとここで時間を費やしてしまったかも。
北前船の船主や商人たちが利用した料亭です。外観もさることながら、本市で一、二を誇った老舗料亭にふさわしく、各部屋の組子建具、床の間などは銘木をふんだんに使った優れた意匠となっています。
こういうむかしの栄華の名残が感じられるのも好きなんだ。
- 明治28(1895)年 料亭「宇八樓」として開業
- 昭和16(1941)年 鉄興社独身寮に
- 昭和21(1946)年 料亭「山王くらぶ」として開業
- 平成(1999)年 休業
- 平成(2003)年 国登録有形文化財となる
- 平成(2005)年 酒田市へ寄贈
- 平成(2008)年 新「山王くらぶ」として開館
ここでは露骨(失礼!)にアピールしていたけど、「傘福(かさふく)」とはどこの文化なのかとまたwikipediaに聞いてみると
教えてくれた。
千羽鶴を折るのと似た感覚かな、作っていても楽しそうだなと。自分はもうこういう針仕事は無理だけど。
ちなみに自分のお気に入りは、この子達
願いは「早く這い這いができますように」とのこと。
それと、山王くらぶの正面にあったコンクリートビールの「白ばら」も気になった。コロナ禍だけど、きっちり営業されているようだった。営業中の華やいだ?様子をうかがってみたいものだな。
旧鎧屋(きゅうあぶみや)
改修工事のため2020年10月から休館とのことで外観のみ。2025年3月開館予定らしい。
酒田を代表する廻船問屋として江戸時代を通じて繁栄。酒田三十六人衆として町政にも参画。
あまりにも町内に溶け込んでいたから、見逃すところだった。
映画「おくりびと」のロケ地にも
それと今回実際に訪れることはなかったけど、市内に案内板があって俄然興味がわいた。
2008年公開だったのね。
モックンが若くて驚くけど、43歳なら年齢相応ですな。Wikipediaを読んでしったけど、この映画はモックンの思い入れにより制作されたようだ。素晴らしい。あいにく自分、タイミング合わなくてこの映画を見てないけど、街の軟らかな雰囲気がとっても映画に似つかわしい気がする。見なきゃ。
次回の予告
それにしても雨予報を払拭した自分はやっぱり晴れ女だ。だけど、翌日は雨だった。