旅する47都道府県!

女サラリーマン、旅にお酒ときどきお金

暇地獄、みんなで浸かれば怖くない

暇地獄の苦しみ

もうじき社会人生活20周年を迎えますが、いろいろなことがありました… というより、(結果として)あまり生活が変わっていないことを思うと、いろいろなこともありませんでした。としておきます。

先日、ちょと寂しい、こんな今さらなニュースを拾ってしまいました。

東北電天下り「暇地獄」 経験者が勤務実態証言 | 河北新報オンラインニュース
このOBは「飼い殺しされているようだった。眠気と闘う毎日だった」と言う。  報酬は年600万円。県庁関係者らによると、業務内容を含めた待遇は現在も大きく変わっていないとみられる。  OBは労働を伴わな …
「暇地獄」は珍しくないでしょう。

要約すると「宮城県庁OBが東北電力に再就職(天下り)したが、業務らしい業務が与えられず暇地獄だった」というもの。そんなこと、別に珍しいことではないでしょう。という感じです。私など、20年間分の業務のうち80%くらいは暇地獄に入っていた or いるようなもの。申し訳ないくらいです。というより、OBにもなって「業務をあたえてもらう」という感覚は、恥ずかしくないのかな?と思ってみたり。

それでもみんな、暇地獄に浸かっている

このニュースの証言者は言います。

このOBは「飼い殺しされているようだった。眠気と闘う毎日だった」と言う。
 報酬は年600万円。県庁関係者らによると、業務内容を含めた待遇は現在も大きく変わっていないとみられる。
 OBは労働を伴わない対価に苦痛と罪悪感を覚え、何度も退職を考えた。だが、「次に続く後輩に迷惑が掛かる」と踏みとどまったという。

私も日々、眠気と闘っていた or います。勝率は3割くらいで、考えている振りして寝る技術も体得してますし、周囲が見兼ねて?声をかけてくれることもあります。など、自慢になりません。「次に続く後輩に迷惑が掛かる」とか言ってますが、本音は「眠気と闘ってでも年収600万円が欲しい」ではないでしょうか?と勘ぐってしまいます。

これらのOBに期待されていることは?

年老いたエリートが、天下りなり再就職なりで別の職場に移ることは珍しいことではないです。これまで私もそういう方々と接してきましたし、いずれ私もそうなるのか or ならないのか。

業務らしい業務が与えられず暇地獄だった」とか言う前に、年も食っているのだから、業務くらい自分で創出しても良い気がします。それまでに培ったであろう経験、知恵&人脈で9時〜17時の時間が有効に潰れ、年収600万円のうち400万円くらいの貢献はできるかと思います。

それができないのであれば、次に続く無能な後輩&周囲のためにも、踏みどどまらない方がその会社のためではないでしょうか? そうすることで、少なくても年間600万円の人件費を削減できるのに。

と、晩酌の後なので勢いよく巻くしたててしまいましたが、職場で働く人の問題は根深い。会社にとって、誰が必要な人で誰が不要な人など簡単に決めることができそうで、きっと誰も決めないものよね。

GoTop