熊野は奈良県ではない、三重県か和歌山県か?
個人的な理由で恐縮だけど、前々から行ってみたいと予々(かねがね)思っていた。
などなど。 自分のうちで、タイミングを掴めたのでようやく熊野へ!
JR紀伊田辺駅→世界遺産「闘鶏神社」へ
まずはJR紀伊田辺駅。
はっきり言って、万人が興奮するような観光地ではない(失礼)。しかし、自分にとって日々暮らす東京と流れる空気が異なる土地を歩けるだけで、ただ楽しい。
闘鶏神社は、七五三シーズンということもあり、なかなかの活況でした(多分)。
武蔵坊弁慶の父と伝わる熊野別当が、壇ノ浦の合戦の際、紅白の鶏を戦わせて神意を占い、源氏に味方することを決めて勝利した故事から
とのことだが、鶏はいなかった。代わりに、なかなかの巨木があった。
こちらも、楠かなと。これだけ立派なのに「**天然記念物」な表札はなく、ただの巨木みたいだった。
生活空間にこういう巨木が存在すると、精神的なゆとりを感じられないだろうか?
南方熊楠旧居→扇ヶ浜海水浴場
お名前の読み方は、
(みなかた くまぐす、1867年5月18日(慶応3年4月15日) - 1941年(昭和16年)12月29日)は、日本の博物学者、生物学者、民俗学者。
アメリカまで留学しているエリートながら、アカデミックな業界に身を置くこともなかったようだ。
住んでいたおうちがそのまま残されているとのことだが、水周りを手入れすれば今でも住めそう。なかなか、居心地良さそうな空間で、こういうとこで暮らしたいなと(少し)思った。
ここで暮らしたら、冬にスキーを楽しむのは大変かな... みたいな。
南方熊楠記念館 – Minakata Kumagusu Museum
地元を愛する気持ちは大切だと思う。
この旧居から徒歩10分ほどで、扇ヶ浜海水浴場へ。
夏に来て、THE海水浴を楽しんでみたい。それにしても、最近、海に入っていない。
デラックスの「はしっこ」とサンマ寿司
田辺市を歩いてみると、ドトールもスターバックスも見当たらない。代わりに、モーニングやナポリタンが美味しそうな喫茶店が結構ある。
が、そこでまったり時間を潰す暇もなく、それでも何か地元の銘菓を楽しみたいと鈴屋菓子店へ。
店内は子供も働く(いかにも)家族経営みたいな気になる雰囲気だった。
昭和レトロな可愛いお菓子がいろいろあったけど、まだ旅の始まりなので、山歩きのおやつにと、デラックスケーキの切り落とし「はしっこ」購入。
それと、帰りの列車で食べた「サンマ寿司」。光りものの青魚好きにとっては、毎日でも食べられるかも。鯖のバッテラ風だけど、サンマはもう少し柔らかかった。
頭がついていれば、もっとグロテスクに楽しめるのにね。
頂き物の地ビールで。
そして現実(東京)に帰ろうかと。 pic.twitter.com/v0yyHNKmH9
— やのふじね (@1book1photo) 2018年11月25日
甲斐みのりさん監修『朝・昼・夕・夜 田辺めぐり』
今回、この地味な土地を歩いてみようと思ったのは、こちらの冊子を入手していたため。
甲斐みのりさん監修 田辺の魅力を伝えるガイドブックが完成!|田辺市
甲斐みのり女史は、わが町でもある杉並観光冊子「物語が生まれた場所」も監修している。
杉並観光冊子『物語が生まれた場所』のご案内 | なみじゃない、杉並! -中央線あるあるPROJECT
11月紅葉シーズンの東海道新幹線は激混みだったが、東京→新大阪経由、特急「くろしお」に揺られて来たよ。毎度、ゆっくり旅したいのに結局追われて、追われて駆け足で旅してしまう。結局、今回も走った。
次回はいよいよ、中辺路を紹介したい!