自分で作った錫製のぐい呑!
重さ140g、容量(どうにか)50cc
さすが日本三大大仏を有する土地であった
かの地(富山県高岡市)出身である大学時代の知人の縁で、今年もまた遊びに出かけてみた!地元・鮨屋の親方に言わせれば「金沢より高岡の方が文化ある」とのことですが... 東京に住んでいるとどうしても金沢の方が知名度がある。
しかし!
胡散臭い(失礼)と思っていた「高岡大仏」は「日本三大大仏を自称(!)している」とWikipediaには記載されていた。自称という部分が少し胡散臭いが
三仏目は他にも諸説あり、そのいずれも奈良、鎌倉と並び称するには歴史、格とも違い過ぎるため、一般的には認められていない
と言われてしまうと仕方がない。それでも、
は見過ごし難い事実ではないか?ということで、自分は高岡大仏を三大大仏の一大仏と認めてあげてもよいのでは?と思っている。
原型師が像の元となる雛型の造型を行い、それを砂でできた鋳型に置き換え、その鋳型に溶解した銅を流し込み、型を外して研磨・着色・彫金(彫刻・象眼)といった加工を施した後、仕上げを行って製品が完成する。
らしいが、同じ仕組みで錫(すず)を用いた鋳物製作体験をしてきた。こちらが素晴らしく楽しかったので画像にてご紹介。
戸出(といで)という田舎が侮れなかった
県内のポルシェが集まる?と思われる友人宅は、非常に田舎と聞いていたのに、なぜか近くに魅力的な会社があった。
鮨屋の親方も「あすこは人気だね!」とおっしゃっていたおすすめの観光スポットのようである。
ぐい呑は「難易度が高い」とのことであったが、実は難しいのは体験する自分より指導する指導者の方(かと思う)。
専用の砂で型を準備する。
錫の通り道となるらしい道が、素敵だ。
見た目は簡単そうだが... 実は結構重いらしい。
先生は若くて可愛らしい女子なのに、危険な重労働。
しかも高温なので、流す錫の重みで型がひっくりかえらぬよう、しっかり固定し慎重に錫を流し込んでくれた。実は!ここが商品の完成度に大きく影響を及ぼす過程らしい。
15分も待たなかった気がするけど、結構あっという間に錫が固まる。
申し込み当初は、作品は後日郵送かな?と思っていたのに完成してしまった。
型の砂を崩し、作品を発掘して錫の通り道を切り落としてもらう。へその緒が切られる感じ?もちろん、この通り道は溶かしてまた新たな製作体験者の作品の一部になる。
機械で削ってもらい、細かいとこはヤスリで整える。底に記念の刻印をしたが、年齢の数字がひっくり返って(正しくは46)少しがっかり。
商品はこのような焼けただれを防いだり、ひたすらヤスリで整えたり... とのことらしいが、自分はこれもデザインのうち!とほぼそのまま。手にも馴染み非常に満足な一品となった。先生、ありがとうございました。
「能作」の様子
タンブラーでお水の試飲ができる。
冷たい飲み物が非常に美味しく感じる!(実際に美味しくなっているのかも)
社の財産でもあるのでしょうか。型の数々。
正面の通りに出てみれば... 地平線が見えそうだ。久しぶりに大きな空を眺めたよ。
きっとまた来年も自分はここに来てぐい呑作っているのかも。