埼玉県秩父の氷柱を見たくて
氷柱をつららと読むと知らなくて
漢字の読みは得意な方と自認していたのに、「こおりはしら」を「つらら」と読むのは、知りませんでした。霜柱は素直に「しもばしら」なのに。
しかも、秩父に見応えありそうな氷柱(ちちぶ三大氷柱)があることも知らず、先週東村山で仕入れてきたパンフレットに触発され、行ってみました。自分のなかで、秩父はかなりブームになっているので、空振りしてもよいかなと。
- 尾ノ内百景氷柱
- 三十槌の氷柱(みそつちのつらら)
- あしがくぼの氷柱
尾ノ内百景氷柱を見てきました。
バスを降りて、ここから1.2km登ります。
一番奥深いところです。
渡り橋の入り口から。
趣向を凝らす「尾ノ内百景氷柱」
残念?だった事実が1つありました。私はこの氷柱、すっかり天然だと思い込んでいたのですが、行きのバスの運転手さんが現場に向かう途中教えてくれました。
えー、尾ノ内の氷柱は人口ですが、これから左手に見えます氷柱は天然です。
え!天然ではないの? じ、人工!
こちらが帰りのバスから撮影した天然の氷柱です。
まあ、素朴で可愛いかな。観光客はおりませんでしたが、駐車場の準備など受入れ態勢は整ってました。
人工か... と、また偏見を抱いてしまった私ですが、甘酒を飲んでいるときに地元のおばちゃんが教えてくれました。
私:これ、いつからやっているのですか?
以下、おばちゃんから仕入れた話です。
うーん、5年くらい前かな。最初はここの店もなかったのだけど、意外にお客さん来てくれるので(途中略)3年前からは、毎年趣向を凝らして、少しづつ変えているんですよー。今年もロッククライマーの人たちに登ってもらい氷柱作って、手の届くところにも氷柱を作ってみたり、今回はまだ途中ですけど、ここの裏の方まで広げてみたり
と、リピーターを飽きさせないよう工夫を凝らしているとのことでした。
私みたいに電車&バス乗り継いでくるには辛いですが、自動車でちゃちゃっと回ることができるのであれば、毎年微妙な違いを楽しむべく足を運ぶのも悪くないかもと思いました。駐車場も無料なので。
この日はガラガラ空いてましたが、きっとこれから混雑するのかもしれません。
尾ノ内百景氷柱までの交通
西武鉄道が発売する秩父浪漫きっぷ(国分寺駅発で¥1,660)を利用、電車&バスはうってつけな範囲で乗り降り自由なので、有効に活用してきました。バスが利用できない秩父フリーきっぷは¥400ほど安いです。
西武の回し者ではないですが、バスを利用するなら浪漫きっぷ、秩父鉄道を利用するならフリーきっぷかと思います。西武のパンフレットに誤植?ありそうなので、ご注意ください。
まずは西武秩父駅着9:00の電車を降りて始まります。先日雲取山に行くときも、こちらで秩父入りしました。
帰りは選択の余地ありません。この便を逃すと、次は16:32です。
バス停から氷柱まで、1.2kmなので20分弱歩きますが、それを差し引いても十分過ぎる時間です。なので、私は無料甘酒(アルコール無し)を勧められるがまま2杯頂き、今朝もぎたてという椎茸¥300他を買いながら、地元のおばちゃんとおしゃべりして時間を潰しました。
小鹿野役場前から見えた武甲山です。行きは気づきませんでしたが、なかなかの存在感。雪もかぶり、ザ・日本の山です。毎日これを見て育ったら、智恵子抄の安達太良山ではないですが、東京に空はありません。
西武秩父駅前からの武甲山です。雲取山に行くときは、バスに乗ることに集中していたせいか、全く気づきませんでした。
いやあ、惚れ惚れしてます。