嘘!みたいに掘り出した先週末の文庫本
先週はこんな本を読んでました
日々、私は主に2種類の読み方で2冊の本を読んでます。1冊は外出のお供に、何らかの待ち時間など細々と切れた瞬間の暇つぶしに、エッセイや短編など。ぼぉっとしているとすぐ寝てしまうので。
もう1冊は、夜布団に入ってから長くても30分ほど、時に睡魔と戦いながら、がっつりした長編など、場合によっては数ヶ月同じものを読み続けます。そのため、読了したときは結構充実感が得られます。例えば「戦争と平和」みたいな本。
ささま書店100均一棚で拾ってきた開高健、期待通りに楽しめました。
氏の作品は、釣り→飲食→ベトナムものの順に好きです。今の時代には存在しない人間性を備えていた作家かと。この週末は何が拾えるか楽しみ😀 pic.twitter.com/UfO1gWbIUO
— Fujine Yano (@yFroot425) December 5, 2014
ということで、Twitterで紹介したこちらは前者としてアッと言う間に楽しんだのですが、阿片話にグレアム・グリーンに言及しているところがありました。
プチマイブームなグレアム・グリーン
グレアム・グリーンと言えば、そのむかし、大人な?男女の心の機敏に触れてみたくて「情事の終わり」を読んでみたのですが、正直よくわかりませんでした...。今なら、少しはわかるかな? ロンドンにも行ってみたし。
で、実は夜布団のお供で読んでいたのが、今更ながらの手嶋龍一「ウルトラ・ダラー」で、こちらは近所のBookOffの百均で拾ったものです。
- 作者: 手嶋龍一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/12/01
- メディア: 文庫
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ロシア専門の外務事務次官佐藤優氏が、インテリジェンス小説として解説を書いていたので、いづれ読んでみたい!と早8年経って読んでみたのですが、その解説にグレアム・グリーン氏の言及があったのです。なんとタイムリーなシンクロ!と思っていたところ、このグリーン氏は結構な曲者な感じ。
こういう方の読み物は案外読み応えがあったりするもので、インテリジェンス小説の比較として紹介されていたスパイ小説として、グリーン氏「ヒューマン・ファクター」、これまた最近私が気になっているハヤカワepi文庫にあるので、珍しく購入して読んでみようと人知れず興奮してました。
楽しみ少ないと、これくらでワクワクするから、我ながら安い自分です。
どうして、こうなるのだろう?
そんなこんなで耳アトピーが落ち着かない日々を過ごしていますが、毎週末足繁く通うささま書店の100均棚、狙いは先週見送った開高健の最後の晩餐だったのですが、出会ったのはこちらでした。
神のプレゼント?と思うより神のいたずら?かと。むしろ、ヤクマンをつもったか!という気分かもしれませんが、ヤクマンなど経験したことすらありません。
伊坂幸太郎氏のように多くの著作が出回るタイプの本でもないのに、なしてこのタイミングで、この本に出会ったのか不思議です。やはり、侮れないささま書店、せっかくなので勢い余って創元推理文庫の本もあったので(ついでで申し訳ないですが)ついでに購入してきました。