編集について少しわかった気分になります
今週のお題「書くこと」
編集って何をすることかしらと
長いタイトルは好きではないですが、要領良くまとめることもできず、やや垂れ長し的になっています。そういう状況も踏まえ、つねづね「編集する」とはどういうこと?と思っている矢先、Twitterでストライクなつぶやきを見つけたので、早速追ってみました。
嬉しい感想! RT @shintkitter 編集者になってもうすぐ1年。転職活動中に読んでいた『はじめての編集 』をあらためて読むと、新たな気付きがいくつも出てくる。基本なんだけど、自分が意識していないことがたくさんある。http://t.co/9zBy6mg5yK
— 菅付雅信 (@MASAMEGURO) 2014, 9月 8
どなたかのリツイートで、管付雅信さんを知ることに。で、早速こちらの本を読んでみることにしたのです。
- 作者: 菅付雅信
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2012/01/12
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 119回
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感想は人それぞれでしょうが、私なりに「なるほど!」と開眼したフレーズを2つほど。
こちらは本書を読むにおいて、筆者の思いが端的にまとめられていると、自分の頭においておきました。
僕は編集を次のように定義しています。
「企画を立て、人を集め、モノをつくる」こと。
この3つが揃っていれば、メディアを問わずその行為は編集なのだ、と僕は勝手にとらえています。
本書288ページの
写真家の篠山紀信さんが「時代の中で起こっている面白いことや、モノ、人を一番いいタイミングで一番いい場所に行ってバシッと撮ってしまうのがいい写真家」(拙著『編集天国』での篠山氏との対談より)と語るように、いかにファーストハンドで時代を握ることができるかは、写真家のみならず、メディアに関わるすべての人間にとって重要なことなのです。
は、自分の立場(ブログ)と照らし合わせるには無理!と思いつつ、アクセス数を集めるには重要なことに違いないと改めて納得しました。正直、編集の枠を少し超えているようには思えたのですが、人々の注目を集める(=お金を動かす)という観点からすれば、至上命令なのかしらと。
偶然にもつながってしまった
この方のサイトを拝見して判明したのですが、私が毎月楽しみにしている営団地下鉄のフリーペーパー「メトロミニッツ」のクリエイティブ・ディレクターなるものをご担当されているらしい。
そして、先日私が鼻息荒く紹介したこちらの本も、この方が編集した模様。もともと、私のこの記事は2014年8月号のメトロミニッツがきっかけだったので、
ハヤト氏の移住はヒップでしょうか? - さまよえるアラフォー
「なるほど、そうだったのか」です。どうりで一貫性があって説得力のある記事になっている訳ですね。メトロミニッツの記事がそれなりに読み応えあることにも納得してしまいました。
まずは図書館で借りてみる
最後に少し余談ですが、こちらの本、今回購入する前に図書館で借りてしまいました…。いくつかメリットあるので、図書館は有効活用しないと(税金も納めているのだし)。
- Amazonより早く読める
- 思わぬ展開が期待できるときがある
杉並区の図書館は、ネットでリクエスト&メールでお知らせ通知の設定が可能です。なので、区内いずれかの図書館にリクエストした本が借り出されず存在すれば、希望する館に転送され翌日〜明後日には借りることができます。幸い私は中央図書館が近くにあるので、かなり重宝してます。
人気な本はリクエストも多く順番待ちになりますが、地味な本であれば、この方法が1番便利です。その後、気に入って手元におきたければ購入します。
2番目については、本の中に前にその本を借り出した人の「貸出票」が結構挟まったままになっています。個人情報は載ってないので、個人を特定することができません。自分の場合もそうですが、こちらを拝見させていただくと、似たような本を借りていたり、思わぬ新たな発見があったりします。今回こちらに挟まっていた「貸出票」によると、前の方は次の本を借りていたらしい。
- はじめての編集
- いま編みたい冬ニット
- 写真の構図ハンドブック
- 写真の露出ハンドブック
- プチブックレシピ
- フロム・リトルプレス
- リトルプレスをつくる
どうも本を作ることに興味がありそうです。
これを見て、私は後半のリトルプレス系に興味を持ったので、引き続き図書館にリクエストして借りることにしました。自分でリトルプレスを作ってみたい!という希望はありませんが、行程はすごく知りたいのです。