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タイトルにつられて「幻想の新宿」新宿歴史博物館

お題「ひとりの時間の過ごし方」

お散歩。カメラを持って、自分の気に入った光景が撮れればそれでいい。

新宿区もいろいろ持っているらしい

以前行った神楽坂近辺にある新宿区立漱石山房記念館も楽しかったけど、今回は企画展のタイトルにそそられ初めて新宿歴史博物館へ来てみた。

新宿歴史博物館

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新宿歴史博物館

なかなか立派な建物だったりする。

高校まで地元だったので、大学生になってようやく新宿より東側の東京へ足繁く通うことになり、それ以来何かあれば?新宿がやっぱりメインの土地として利用している。けど、そういう便利な新宿しか知らず、いろいろ探ってみると、なかなか歴史のネタを持っている土地かなと。

常設展も気になったが、近頃は集中力が持たずに断念。企画展は無料だったけど、常設展は有料のようだった。

新宿にもお江戸の文化が色濃く染みている

企画展はただ(無料)だった!

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「幻想の新宿」新宿歴史博物館

キャッチーに自分捕まった。

新宿という土地に刻まれた幻想を掘り起こします。

大きくは次の6章仕立ての企画展であった。

  • 新宿の伝説・伝承
  • 錦絵で読み解く四谷怪談
  • 物語から生まれる幻想
  • 幻視者・月岡芳年
  • それからどうなる?新宿ゆかりの文学者によるこわ〜い話
  • こわいもの、あやしいもの、おかしなもの

個人的に一番の狙いはこちら「幻視者・月岡芳年」である。

浮世絵のシリーズものである「新形三十六怪撰」がパネルも含めて全作品を展示してあった。

「新形」とは字のごとく、新しいタイプみないなニュアンスもあるものの

幽霊や妖怪などの現象は神経の病の見せるもの

という「神経」にかけて、ヒステリックな意味があるとか。落語で有名なあの「真景累ケ淵」も、そういう意味の真景(神経)であったりするとか。

それくらい精神追い詰めないと、こういう浮世絵ってアイディア湧かないよな。

加えて、地味な展示であったが「それからどうなる?新宿ゆかりの文学者によるこわ〜い話」もよかった。

夏目漱石は攻略中、泉鏡花も遠からず着手?したい。残りの二人はもう少し先になりそう。

もっと空いているかと思ったら、絶えることなく人は流れていた。

怪談とは「子供向きのただの怖い話」とすればそれまでだけど、大人になって人間生活も複雑になって、人間の性を踏まえて振り返るとスリルが出てくる。それにしても、現在の子供はゲームばかりかもしれないが、明治時代のころまでは、じーじやバーバーの影響でこの手の怪談話に異常に興味を示す老齢した子もいたのだろうな。なんて。

こういうところで余生を過ごすあんなもの・こんなもの

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小田急(むかしの)「ロマンスカー

奥には座席もあり、休憩ができる。

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四谷見附橋 高欄

四谷見附橋とは、今の四ツ谷駅をまたいでかかっているあすこ(わかる人だけわかって、すみません)。

平成三年(1991)に道路拡幅のため架け替え、再使用できない部材の一部が当館に寄贈されました。

ということは、再使用されたものは、未だ現役で活躍されているということか? 遠からず、確認に行ってみる。

四谷三丁目・荒木町に花街の面影を

新宿はいつも忙しい土地の気がするけど、新宿駅を離れれば結構人がいない(かも)。

この博物館は「荒木町」という、ちと神楽坂と似たような花街の先にある。江戸時代には美濃国高須藩藩主・松平義行の屋敷があったとかで、今でも入り組んだ道には昔から変わらない景色(少しオーバーな表現だけど、気持ち的に)が少し残っているかなと。

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とんかつ「鈴新」

車力門通りの突き当たりあって、いつも行ってみたいと思いつつ、最近はお肉屋さんのとんかつをお家で食べることで満足している。いかん。「松平義行」のオブジェ?がある。

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津の守弁財天

画角の都合で映らなかったが、池があり、むかしはここを囲むように花街が形成され、芸者がお客と窓から池を眺る風情があったらしい。

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料亭「千葉」

現役の長嶋茂雄も通っていたとか。後楽園も遠くないものね。

まあ、ようするに(何がある訳ではないのだが)結構自分の好きな空間(土地)なのである。

飲食街も多く、気になる店も多いのだが... 自分、近頃ますますお家でご飯派だから、好きな地域でもお散歩して写真撮るだけで大満足(安上がり)だったりする。

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