中央線沿いで暮らす。

女サラリーマン、食と本と旅とお金のこと

「悪」がテーマの展覧会に行ってみた(後半)

お題「マイブーム」

浮世絵、お江戸の文化

「悪」がテーマの展覧会

お江戸に限ったテーマではないが、自分の関心がどうも「歌舞伎」「落語・講談」「浮世絵」に向いているので、ついつい江戸時代に言及してしまう。

前半に続いて、残りの2つを紹介。

  • 太田美術館「江戸の悪PART II」
  • 國學院大學博物館「惡-まつろわぬ者たち-」

太田美術館「江戸の悪PART II」

原宿にある浮世絵の美術館で、初めて行ってみたけど面白かった。

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浮世絵専門「太田記念美術館

江戸の悪 PART II | 太田記念美術館

パンフからして、心そそられるう。

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「江戸の悪」太田美術館

場所のためか外国人観光客も多く、フランス語のガイドの方がいて、それが耳について少し不満だったけど...。

次の4部で構成されていた。

  1. 悪人大集合
  2. 恋と悪
  3. 善と悪のはざま
  4. 言葉としての悪

比重としては、やはり「悪人大集合」が重量級かなと。その悪人を次の種類?で分類分け、結局のところ浮世絵なので、どうしても歌舞伎へとつながってゆく。

  • 盗賊
  • 侠客
  • 浪人
  • 悪僧・医者
  • 悪の権力・巨悪
  • 悪女・女伊達
  • 悪の妖術使い

五代目松本幸四郎は鼻が高いとかで、その特徴を掴むと、浮世絵見ながら誰が幸四郎なのかすぐにわかるのが、バカの1つ覚えとして知識がついた。ちなみに現在の松本幸四郎染五郎改十代目(同じ学年)。

その逆として、わかりにくかったのは「言葉としての悪」。悪は悪いけど(ある意味)パワーがある!という部分をとらえ、あえて悪玉・善玉を比較する試みだった。

  1. 恋と悪
  2. 善と悪のはざま
  3. 言葉としての悪

方向性?は面白いと思ったが、いかんせん浮世絵ではなく文書での紹介だったので、イメージが湧きづらかった。

思わず買い上げた、こちらの書籍を楽しんでいる!

江戸の悪 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)

江戸の悪 (青幻舎ビジュアル文庫シリーズ)

國學院大學博物館「惡-まつろわぬ者たち-」

渋谷にある大学と聞けば「青山学院大学」だったが、足を運んでみると国学院大学もいい雰囲気を醸し出していた。

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渋谷の常盤松にある国学院大学

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「惡-まつろわぬ者たち-」

この企画展のエッセンスを引用。

(略)単に禍々しい人間の姿だけでなく、意外にもポジティブな側面や、権力によって作り出された虚構のイメージ

と、悪をポジティブに捉えた視点に好感が持てた。これは太田美術館のわかりにくテーマと通じるものがあるかなと。次の4部構成だったが、展示品は多くなく、文書が主だった。

  • 第1章 「惡」という文字 ー古代中国の死の世界ー
  • 第2章 日本神話の中の「惡」ーあらぶる神々の叫びー
  • 第3章 「惡」のちからー従わざるものー
  • 第4章 つくられた「惡」ー変転する歴史観

主に平家と源氏や足利尊氏とか木曽義仲とか、時代によって勝者・敗者、善・悪と見解がわかれる視点になるほどなと。

この企画展自体は小ぶりだったけど、他に大学のお宝が展示されていて、それらがそれなりに見応えがあった。

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埴輪「正装男子」

新規収集物だとか。身長180cmの六尺男!

よろしければ、前半もご覧くださいませ。

yfroot.hatenablog.com

島津藩下屋敷跡とは?

この國學院大学の位置をGoogleで確認すると、すぐ裏手に「島津藩下屋敷跡」とあるので、つい寄ってみた。なんだか高い塀に囲まれ警備されているので、正門付近から中の様子を伺ってみようとそばにちかよると... ブザーがなって警官らしき人に「何の用ですか?」と職質を受けてしまった。

正直、怖かった。

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画面奥の木々茂る一角が「島津藩下屋敷跡」

何の施設か調べてみると、常陸宮邸(天皇陛下の弟宮)だとか。この辺一帯を「常磐松」と呼ぶようだが、それなりに由来のある土地柄なのが地味に面白怖かった。

むかしをしのんで、お散歩するのも楽しいかも。

江戸藩邸 - Wikipedia

ちなみに「島津藩上屋敷跡」はかつての職場だったYO!!

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