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志賀高原南山麓「小布施ワイナリー」飲み比べ6本

何から飲もうか悩んで、結局一番最初に手にしたものにしました...。と言いたいところですが、それがピノだったので、結局好きなメルローに変えてしまいましたわ。

小布施ワイナリーのホームページ

価格を記入しようと思ったのですが、ワイナリーはネットでの公開を希望していないようなので(推測)私も控えることにします。というのは建前で、本音は値段を記入した控えを失いました。いずれにせよ、常識の範囲内です。

Merlot 2014

「ドメイヌソガ メルロ サンシミ 2014」とのこと。Lieu-Dit リューディ(命名畑)は「ムラサキ第4南農場」とのことです。

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2014年産の醸造は濃い色合いを求めず、レトロなタッチのホールベリー発酵、最低限のピジャージュ、低温発酵を心がけました。そのため透明感のある果実香、軽やかな味わいと優しいタンニンのワインに仕上がってます。

肝心のお味のほどは... 無難な表現で何ですが普通に楽しめました。期待したほどメルローメルローせず、赤ワインが苦手な人でも苦にならないかと。

Merlot 2014

同じ「ドメイヌソガ メルロ サンシミ 2014」でもこちらのLieu-Dit リューディ(命名畑)は「ムラサキ第4西農場」です。

ビンに貼られたラベルの説明書きによれば、この地域には19の命名畑があるようです。ここでは

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ヴィーニュフランセ(接ぎ木無し)であるが故か身体に染みいる味わいとなります。(略)あと数年の命であるヴィーニュフランセの木は瀕死の状態にも関わらず最後の力を振り絞って実をならせます。そして私達に「二度と味わうことのできぬ記憶」を遺してくれています。さまざまな思いが去来し、、、、故に混ぜられませんでした。

残念にも最初のメルローと飲み比べを忘れましたが、こちらの方がストレートな主張を感じた気がしたのはアッサンブラージュ(混ぜないこと?)のせいだったのでしょうか。

Pinot Noir CLAIRET 2014

線の細そうな繊細さが微笑ましかった。何のお料理と合うのだろう... と思いながら、ついついお魚を食べてみました。

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印象に残った説明をメモも兼ねて引用しておきます。

誤解を招いてはいけませんので赤ワインとロゼワインの中間の意味である「クレレ」をラベルに付記

今年も2%アルコール分を補糖しています(補酸はしていません)のでラベルにVin sans chimieを冠せずVigne sans chimieとしています。

葡萄をサンシミ(除草剤、殺虫剤、現代殺菌剤を不使用)で栽培しさらに天然酵母で発酵

Chubudai wine 2015

ちゃぶ台ワインで、気軽に(お値段も)飲めるやつです。本来であれば宅配の対象外ですが、他5本に混ぜて送ってもらいました。

  • 小布施産(自社農場)アリカント主体
  • 上高井産カベルネメルロ 31%
  • 長野産ブラッククィーン 23%

確かに他に比べればラフな味わいですが、非常に私の手料理にあう感じで手に入るものであれば常備しておきたい種類です。

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SYRAH Clairet 2013

私が想像していたオーストラリア産シラーのしっかりした感じと異なり、私の手料理のような雑な食では破壊してしまいそうな繊細なシラーでした。こちら試験醸造の段階ということで「わずか300本という少量生産シラー」です。

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色合いはライトに仕上がっているためワインの名前に「クレレ」と付けました。

とあります。今後の変貌が楽しみな銘柄でしょう。

BARBERA Clairet 2014

イタリアワインでは好きな品種で、こちらも楽しかったのですが、やっぱり他と比べると癖というか個性がありそうな味わいでした。

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ちょと長くて恐縮ですが、記録?に残しておきたいので説明からの引用をば

とても愛らしいブラックチェリーやレッドカラント系の香りが鮮やか。豊かな酸と適度なタンニンが味わいを引き締めます。樽熟成のワインではありますがなるべく樽の香りを出さないよう配慮しているためホンノリのボワゼ。

また

偉大なイタリアワインへのオマージュの意を込めて控えめにクレレと名付けてます

なるほど、クレレを越えるとルージュになるのですね。

収穫は早霜との戦い。11月の上旬まで待ちます。気をつけないと甘口赤ワインになりそうな豊かな葡萄糖と溌剌とした自然な酸を持ちあわせるこの葡萄の潜在力は小布施にとってますます重要なものとなるでしょう。

こちらも楽しみです。私が癖と感じたのは、酸かもしれません。

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