椎茸の肉詰め七変化
椎茸肉詰め vs ピーマン肉詰め
自分のなかでは、肉詰めの王道と言えばピーマンか椎茸だと思ってます。そもそもは、祖父の法事の引き出物でもあった、肉厚な干し椎茸をどう調理しようかと悩んでいたときに、椎茸の肉詰めもありかな?と思ったのが、この道(なんの道だ?)に入ったきっかけです。
秩父で購入した生きのよい椎茸を食べ、久しぶりに肉詰め食べたい!気持ちに火がつきました。それに、こちらのメニューは外しどころもないくらい、外さず美味しくつくることができる私の鉄板な一品です。
この肉詰めの断面図はこちら。
写り具合から生っぽいように見えますが、火は通ってます!
この詰まっている感じが、嬉しい気持ちにさせてくれるのです。
秩父産生しいたけの肉詰め、塩胡椒と酒だけのシンプルな鳥挽肉。醤油みりんで味付けしてます。ワイン、ここはやっぱり秩父産かと。 pic.twitter.com/IF4qgpKJae
— Fujine Yano (@yFroot425) 2015年1月20日
詰める肉は何が良いか
豚挽き、合挽き、牛挽き、鶏挽きとありますが、もちろん好きなのが一番です。私個人的には、淡白な鶏がベストと思ってます。
先日、知人と肉詰めについて論じていたとき、「豆腐も良いんじゃない?」と提案され、確かにと納得してしまいました。豆腐ハンバーグのごとき、木綿豆腐を水切りして挽肉代わりにするのは、ヘルシーだし良い感じ。魚のすり身もよいかもね。
早速作ってみました。お豆腐で。
何を詰めるか、味付けどうするか。
いつもは忙しさにかまけて、鶏挽肉のときは、気持ちお肉を柔らかくしてくれるだろう(という期待で)酒と塩コショウで下味だけつけました。だけど、もうちと変化を楽しみたい場合は、いろいろ盛って詰めてもよいかもと思ってます。
ということで、水切りした豆腐にはつなぎの役目も期待して生卵を溶いて混ぜ、冷蔵庫にたまたま残っていたひじきと、人参をスライサーで細かく刻んで混ぜてみました。
豆腐を詰めたのであれば、椎茸肉詰めではなく椎茸豆腐詰めですね。そして、食べるまでもなく、見た目でもすっかりがんもどきでした。
詰め物を詰めた後、衣を着せたくて片栗粉をしっかりまぶします。そして、この衣に味を含ませるのが私のこだわりです。天ぷらやでは、普通の天ぷらより天丼が食べたくなるのは、あの味がついた衣に惹かれているのと同じ動機です。
挽肉であれば、椎茸に盛るだけで熱したときに十分椎茸に密着するのですが、豆腐だどこの密着具合が弱いので、予め片栗粉をまぶしてから持った方が粘着します。やっぱり肉詰め・豆腐詰めなので、食べるときでもしっかり詰まっていて欲しい。
椎茸を売っていた秩父のおばちゃんは「マヨネーズ」を、肉詰めについて論じた知人は「マスタード」を推奨してましたが、両方とも焼いた椎茸にはマッチすることでしょう。ちなみに私は醤油&みりんが好きかもです。
スーパーでも比較的肉厚な椎茸をよく見かけるので、お酒のつまみに変化をつけて楽しむのは楽しいと思って楽しんでます。(くどい文章になりました。)