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女サラリーマン、旅にお酒ときどきお金

アラフォーでも女の子の気持ちは残っている

銀座三越に行こう!とメールが来る

先月、刺繍作家の小林モー子さんにハマっている友人を紹介したが、「(週末銀座三越で)モー子さんのイベント(実演と販売)あるから、行かない?」とお誘いが来た。断る理由もなく、せっかく東京にいるのだから、たまには銀座の空気を吸ってくるのも良いかなと、出かけた。

http://yfroot.hatenablog.com/entry/2014/07/26/213421

モー子さんから、目が離せません。

maison des perles|メゾン・デ・ ペルル
刺繍作家モー子さんのサイト

もちろん、ある(相変わらず)確信犯的な思いを抱いて。

モー子さんの技術は…

せっかく実演していたのに、写真を撮ること忘れました。

驚いたことに作品の制作は、貼った布の表(手前)から裏に連なるビーズを拾ってゆく。出来上がりは裏側となる。それはつまり、出来上がりを眺めながら制作するのではなく、作品の裏側から出来上がりを想像しながら制作する。

不器用というか、ブキッチョなのでしょうが、たまに私は手芸をすると出来上がりが気になって仕方ないのに、裏側から作るなんて職人技としか言いようない。しかも、彼女の作品は鳥や動物をモチーフにすることも多く、作品価値を左右する表情など友人に言わせると、「ビーズ1つで作品の表情が締まったり、間抜けになったり、ラブリーだったりシュールになるんだよ!」とのこと。いつしか友人は、1つのビーズが勝負の分かれ目になる世界に身をおいておりました。

技術的な説明や彼女が目指すところは、彼女のサイトを見ていただくとして、私個人の興味から言えば、「フランスオートクチュール刺繍の世界において古くから伝わる伝統技術にcrochet de luneville(クロッシェ・ド ・リュネビル)と呼ばれるかぎ針を使用したテクニック」を利用して、彼女が今のこの日本で楽しめる商品をデザインして制作していることに興味を感じる。

商品1つ1つは、所有者のアイディア次第で、様々な楽しみ方ができる。例えば、洋服だけではなく、バッグやその他付けたいところに付ければよいし、2つ3つと組合せてもよいし、その組合せにストーリーを持たせてもよい。別の言い方すれば、顧客をリピートさせる販売戦略、そして消費意欲を掻き立てるだけの魅力も(私たちには)ある(と思っている)。

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と、くどくど説明してしまったが、ようは買ってきたのです。セキセイインコを。

友人の新作

と、すっかりハマっている私"たち"ですが、友人の場合は、そのインスピレーションを受け自分自身が制作までしている。まだまだ模倣のレベルだが、そもそも制作方法が全く異なるから(失礼ですが)模倣と言い切れない部分もある。

それでも!新作を見せてもらいました。

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しかも!右側にある(私の名前に由来する)富士山と達磨を頂いてしまった。友よ、ありがとう!

入ったカフェでは、注文していないのに、注文したつもりになって、新作の品評に夢中で

店員:そろそろ、ご注文はお決まりでしょうか?
私:もう注文しました。
店員:いえ、まだです…

と店員さんに言い返す始末。すみません、店員さん。気分はすっかり「小学生の女の子」のノリで自分たちの言動に無責任になっていた。

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ちなみに、中心にあるのが本物のモー子先生の商品。左上が友人の作品。雰囲気は出ているよ!

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