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気難しい娘

気難しいのは誰?

実の母親に「あなたは本当に育て難い気難しい娘だった」と言われる私ですが、ある意味、自分でもそう思ってます。数年前、年明けて間もない1月のある日、ひっそり自らこの世を去っていた同僚(男子)は、かつて「自分で自分が嫌になった」と言っていましたが、私はこんな気難しい自分を自覚していますが、嫌にはなっていません。

「気難しい」とは、我が強かったり神経質であったりして扱いにくい。機嫌が取りにくい。

「機嫌が取りにくい」とありますが、機嫌など取ってくれる必要はない!と思うところが、気難しいのかも。

しかし、実の母親だって気難しいのです。それも、自分には甘くて身内(父、娘、弟)には厳しいという気難しさ。自分の価値観を自分は守らないのに、自分以外の身内には強制しつつ、それでいて気難しい娘と言い切るのだから、フェアではない。娘の性格が気難しいというのであれば、放っておいて欲しい。ますます、やさぐれます。

結婚したい or したくないがわからない

中学や高校から大学附属の私立に通わせようとした親の期待を裏切り(入試に落ち)、結果として良かったのか市立→都立→国立と寄り道することもなくストレートで卒業し、就職氷河期と言われながらも、誰もが知っている企業に就職した私は(弟に言わせれば)親自慢の親孝行娘であったはず。しかも、30歳前までならば、有名大学を卒業した顔や背丈は今ひとつでも、性格は良さそうな男性と結婚するチャンスもあったような気がするのに、なぜあのとき、そのシグナルに気がつかなかったのだろう… それが(弟に言わせれば)「結婚したいオーラが出ていない」であり、そういう部分も気難しいのかもしれない。

誰かに「幸せにして欲しい!」などとは全く思わない反面、「自分の存在が誰かを幸せにするのであれば、それが自分の幸せ」と健気に思う自分を感じています。とか言いつつ、そういうチャンスが到来しそうになると、何故か急に自分の殻に閉じこもってしまう…。

何故だ? 自分よ!

ああ、40過ぎて、こんなことを考えていること自体、実年齢不明な大人子供です。

負け犬の遠吠え

負け犬の遠吠え (講談社文庫)

負け犬の遠吠え (講談社文庫)

著者の酒井順子さんは少し年上ですが、わりとリアルタイムでその活躍に接してきました。私以上にストレート&強力にオブラートで包むべき気難しさを露呈してくれます。この本が発売されたときは、やられた!(?)と思ったものです。

負け犬とは「30代以上・未婚・子ナシ」、まさに自分で、相変わらず自分です。勝ち犬になるチャンスを易々見過ごし、負け犬となりながら、誰からも羨ましがられない人生を歩んでいるのに、自分本人は結構楽しくやっているぜ!と思っているのだから、やっぱり私は世間一般の幸せでは幸せになれない「扱いにくい」気難しい娘(永遠の子供)です。

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